4月21日(月)19時からL’école de在宅を坂出市役所2階会議室で開催しました。
今回のテーマは、『ACPの困難事例を考える』で担当は訪問看護の緩和ケア認定看護師の西川美智子様でした。
「認知症があり、意思疎通が難しい心不全の高齢女性」
講演は、心不全の疾患経過から、終末期の意思決定支援の在り方、倫理的視点に立って、をしていただきました。
事例紹介後に1組5~6人グループでジャンセンの4分割を活用しながら、
下記の1~3をグループディスカッションしました。(時間は20分)
1、皆さんの立場でどのように家族と話しますか?
2、其々の施設でどのように対応しますか?
3、本人・家族をどのように支えていくようにしますか?
グループで話し合った内容を3グループに発表してもらいました。
積極的な治療をするか、しないか、本人がどちらを望んでいたか、
子どもさんたちの意向ではなく、本人が元気だったころどうしたかったかを
娘さんと息子さんに過去についても聞いてみる。
子どもには言ってなくても友人やグループホームで話しているかもしれないの手で確認したり、夫の介護の時、何か言っていなかったか 等
点滴が難しくなり、CV挿入することのメリット・デメリットを子供たちに伝える。
総合病院地域連携の看護師さんの意見で、「医療側の視点で考えてしまうが、多職種に参加すると他の職種の人の考え方がわかり気付かされる事があり、参加してよかった。」と感想をいただいた。
また、総合病院・麻酔科医師にも意見をいただきました。
「事例に対して、今の状況なら急性期ととらえられるので、積極的治療をして呼吸困難の改善をして、心不全の改善をはかる」医師として現段階の状況を説明してくださり大変勉強になりました。
最後にみのりクリニック院長で医師会理事の蔵谷先生に講評していただきました。
今回参加者は、59名でした。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
次回のレコルデ在宅は、6月16日(月)です。詳細は、5月にお知らせします。